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緑と平和の国際公園

 International Peace Park(以下「緑と平和の国際公園」)は、国境を越えて作られる自然保護区のことです。緑と平和の国際公園の目的は、持続可能な経済開発、生物多様性の保護、そして地域の平和と安定を支援することです。現在、南アフリカを筆頭に世界に169箇所あり、2つ以上の国が協力して実現した自然保護のユートピアになっています。今も増えつつありますが、日本ではほとんど知られていません。

そこで、北方領土、朝鮮半島非武装地帯などの自然に着目し、これらの地域を緑と平和の国際公園にしていこうというのがバードライフ・アジアの提案です。たとえば領土問題にゆれる北方4島には、政治的理由で日本との交流が制限されてきたために開発を逃れ、現在の北海道では殆ど姿を消した原生自然が今なお残っているのです。その一方、ロシア政府の財政難により保護区管理の職員が削減され、かになどの密漁は増加し、自然環境悪化の一途をたどっています。日露両国が協力し、千島列島全体の自然公園を実現しようと取り組んでいます。2003年11月7日に緑と平和の国際公園シンポジウムを開き、世界各国から報告がされました。

なお、「International Peace Park」とは、国境を越えて設定される各種の公園が含まれ、公園の英語表記も様々で「Transboundary Nature Park」とも呼ばれてますが、日本語表記はその趣旨を汲み、「緑と平和の国際公園」としています。




国後島

国後島のオオセグロカモメ