ラムサール条約
1971年、イランの地方都市ラムサールで水鳥と湿地に関する国際会議が開催され、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択され、開催地名にちなんで「ラムサール条約」と呼ばれています。
日本は釧路湿原を登録湿地として1980年に条約に加盟し、その後順次登録湿地を増やし、2005年11月に新たに登録湿地となった20ヶ所を含め33ヶ所の湿地が登録されています。
湿地の定義
ラムサール条約では、沼沢地、湿原、泥炭地または陸水域、水深が6メートルを超えない海域などを湿地と定義しており、河川、湖沼、湿原や地下水系、水田、ため池、用水路、干潟、砂浜、磯、干潮時に水深6m以浅の浅い海、藻場やサンゴ礁、マングローブ林や島も湿地に入ります。
これらの湿地は汚染された水や、土砂、ヘドロが流れ込み、人間の生活の影響をもっとも強く受けるところでもあり、とくに都市に隣接した湿地では、埋め立てられて工業用地やゴミ捨て場などに変わりつつあります。
賢明な利用
この条約は環境の観点から作成された多国間環境条約の中でも先駆的な存在であり、現在では広く用いられるようになった持続可能な利用(Sustainable Use)という概念を、その採択当初から賢明な利用(Wise Use)という原則で取り入れてきたという特徴があります。
ミャンマーのイラワジ川での湿地調査(漁師とインタビュー、魚類の調査)
ミャンマー東部Shan StateのInle湖での湿地調査
アジア版ラムサール候補湿地データ集

