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海鳥と海洋の保全 2010年4月、アジアで最初のマリーンIBA会議が行われました。

主な活動

マリーンIBA

マリーンIBAはIBAのコンセプトを海洋にまで広げたもので、海洋における食物連鎖の上位に位置する海鳥を指標に、生物多様性や環境保全において重要な海域を選定し、海洋の保全と著しく数が減少している海鳥の保全に貢献することを目的として進められています。

マリーンIBAの指定基準

マリーンIBAは、以下の基準で指定されます。

  • ①沿岸から海側の繁殖地
  • ②繁殖しない海鳥の群れがいる沿岸部
  • ③渡りの要所
  • ④遠洋生息地

アジアのマリーンIBA

バードライフは海洋保全が2010年の生物多様性条約締約国会議の重要施策となったことを受け、アジアの関係国と協働で優先的海洋保全地域の選出作業を進めています。

2004年に出版されたアジア版IBAデータブックを基に、2,293カ所のうち海鳥の繁殖地を含む220ヵ所がマリーン IBAに選出されました。

世界では10,641カ所のIBAのうち2,467カ所がマリーンIBAに指定されており、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ等の地域ではより進んだ取り組みがなされています。アジアはそれらの地域の経験や教訓を学び、マリーンIBAのさらなる選定や、海鳥のための新しい保護区の制定に向けて引き続き取り組んでゆく必要があります。

バードライフ・インターナショナル・アジア・ディビジョンでは、2010年度より経団連自然保護基金(KNCF)からご支援をいただき、アジアにおけるマリーンIBAの選定を進めています。

その第一歩として、2010 年4月、東京で国際ワークショップが開催され、アジア各国のバードライフのパートナー団体の関係者と海鳥研究者が集まり、マリーンIBAについて理解を深めると共に、将来の選定にむけて活発に情報や意見交換が行われました。同年7月には、バードライフと日本野鳥の会の主催で日本国内のワークショップが開かれ、国内のマリーンIBAの選定が開始されました。また、本プロジェクトは、経団連自然保護基金により、同年10月に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(CBD COP10)のモデルプロジェクトに選ばれ、世界から集まった参加者達にマリーンIBA事業が紹介されました。2012年2月には、ロシアのカムチャッカに鳥類研究者が集まり、ロシア極東地区におけるマリーンIBAの選定に向けた話し合いが行われました。

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