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■バードライフニュース概要 第25号

2010年3月30日

(C)Ronald Hoff

パラグアイ南部の草原の象徴的な種オナガオンドリタイランチョウ

 

パラグアイでバードウオッチングに行こう

グイラ・パラグアイ(パラグアイのパートナー)とパラグアイの観光局(SENATUR)が同国をバードウオッチングの好適地として振興するための新しい小冊子を作りました。この小冊子にはパラグアイの6箇所の代表的な生態系の他、ルーラル・ツーリズム(田舎の観光)とフランシスコ道やイエズス・ルートが描かれています。後者の2つは特にフランシスコ会とイエズス会によるパラグアイ文化への貢献を示しています。また国鳥のハゲノドスズドリや素晴しい探鳥地としてのアスンシオン湾の情報も紹介されています。SENATURはバードウオッチングを同国の花形産業の一つに位置づけており、グイラ・パラグアイの旅行イニシアティブである‘バードウオッチング・パラグアイ’への支援を続けています。

 

韓国の4大河川プロジェクト

バード・コリアが同国政府の進める‘4大河川プロジェクト’が水鳥に与えると予想される影響に関する予備的報告書を完成し発行しました。現在のところ‘4大河川プロジェクト’は韓国の4大河川であるHan川、Nakdong川、Geum川、Yeongsan川を2012年までに再生するというものです。このプロジェクトには4大河川の主流に新たに16のダム、支流に5つのダムを建設、又、2つの河口堰を建設、87箇所の既存の灌漑用ダムの拡張、377kmに亘る河川堤防の強化、年間を通して水深を4−6メートルに維持するために合計691kmの流域から5億7千万立方メートルの砂礫の浚渫を行うことなどが含まれます。それに加えて、4大河川の支流5,778kmのうち2,327kmに堤防の補強、河底浚渫その他の再生工事が同時に提案されています。

 

ソデグロヅルに希望

絶滅危惧TA類のソデグロヅルの未来が渡りのルート上の4カ国、中国、イラン、カザフスタン、ロシアによる国際的な努力のお陰で明るくなって来ました。国連環境プログラム(UNEP)を通して地球環境ファシリティ(GEF)が支援し、国際ツル財団が実施するこのプロジェクトは、‘フライウェイ’の手法を用いて残っている3,000〜3,500羽のソデグロヅルと数百万羽のその他の水鳥を安定させ、維持するというこの種のプロジェクトでは初めての試みです。このパートナーシップはおよそ7百万ヘクタールの湿地を保全し再生することを後押しするのに触媒的な役割を果たしました。ソデグロヅルは毎年シベリア北部の繁殖地から二つの渡りのルートを通って越冬地である中国南部とイランに渡って来るのです。

 

バルバドスの水鳥を救え

15,000〜30,000羽のシギ・チドリ類が南に向かって渡りをする途上でバルバドスにある僅かな数の管理された射撃場の湿地で毎年撃たれています。しかし渡りをするシギ・チドリ類の狩猟の慣わしは変わってきています。‘出来る限りたくさん殺せ’という古い文化がハンターの間で保護の倫理に取って代わられつつあります。人工的な湿地を一年を通じて維持することが狩猟の対象か非対象かを問わずシギ・チドリ類や他の水鳥の保護にプラスの作用を生んでいます。バードライフ・インターナショナルは4ヘクタールの放棄されたかつての狩猟用湿地を対象に借地契約を結び、シギ・チドリの保護区にするために以前は猟師だった人2人と共に活動しています。復活した保護区は数千羽の水鳥の聖域になっています。借地契約が可能な放棄された射撃用の湿地はまだ他にもあり、バルバドスにおける湿地保全の戦略的なネットワークを作るのに役立つでしょう。このエキサイティングな計画を2010年度、11年度に向けて実施するために是非資金的な支援をお願いします。