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サンコウチョウの森づくり

日本にはツバメ、ホトトギス、サンコウチョウなど東南アジアで越冬し、初夏に日本の山野に渡来して繁殖する「夏鳥」が50種見られますが、1980年以降急激に減少しています。国内の生息地で大規模の開発は行われていないことから、越冬地の東南アジアの森林破壊が原因ではないかと考えられています。

出典:内田博(1999)

バードライフ・アジアは株式会社ナチュラリープラスとの協働事業開始を機に、サンコウチョウをシンボルに、渡りのルートに沿って森と鳥類保護区の国際ネットワークを作ることになりました。この事業はバードライフ・アジア(東京)、中華野鳥学会(台湾)バードライフ・インドネシア(インドネシア)など各国の参加を得て3ヵ年計画で実施されます。

東南アジアにおける世界で初めてのフライウェイ(渡り鳥の飛来ルート解明とその地域の保護活動)構築は大変意義のある事業で、これまで東南アジアにおいてこのような事業が行われたことはなく、国際的にも日本が中心となり民間企業の支援のもとに進める過去最大の環境保護事業となります。本計画の実施によりアジアの森と鳥類保護の国際ネットワークが実現すれば、東南アジアとの間に渡り鳥保護の国際条約が締結される可能性にも繋がることから、アジアの環境保全にとって大きな推進力になると期待されています。


サンコウチョウ:

カササギヒタキ科の小鳥で体はスズメほどであるがオスは尾が非常に長いのが特徴。メスの体長18センチに比べてオスの体長は45センチにもなる。本州以南の日本、台湾、韓国で夏に繁殖し、冬はインドネシアなどで越冬する。泣き声が「月、日、星、ホイホイホイ」と聞こえるため、3つの光つまり三光鳥と呼ばれるようになった。目の周りがコバルト色で美しく、バードウォッチャー憧れの鳥。