オーデュボン協会が亜熱帯性渡り鳥保護法制定10周年を祝う (3月10日)

メキシコ湾を越えて渡りをするノドアカハチドリ
写真:Bitslammer; flickr.com
春の訪れと共に何百万もの鳥が北アメリカに戻ってきます。ティエラ・デル・フエゴ(南米アルゼンチン最南端)付近で越冬したコオバシギは北極のツンドラを目指して並外れた距離を渡り、アレチノスリはアルゼンチンの越冬地を離れ、北へ22,500キロもの旅に出ます。ノドアカハチドリ(写真)はメキシコ湾を越えて早くも上陸を始めました。
主なフライウェイ沿いの湿地の喪失や密猟、また殺虫剤や公害など様々な障害がある中、渡り鳥は安全な生息地を求めて困難な旅に出ます。2007年にオーデュボン協会(米国のパートナー)はアメリカで最もよく知られている鳥が驚くほどの減少をしていることを明らかにした報告書を出しました。亜熱帯の鳥の種の3分の1以上が減少中です。 一方、良いニュースは、連邦政府が援助した額を3倍にして運用するというヴィジョナリィ法の成立です。この法律が可決した2000年来、亜熱帯性渡り鳥保護法により、野鳥の生息地として必須の土地1.2百万ヘクタール以上を保全する助けになりました。この法律に従い、国の3,500万ドルの助成に対して、民間投資により1億5千万ドル以上の資金を作り出すことができたのです。
「その成果は西半球全体で見られます。この法律により300以上の保護プロジェクトが生き返りました。去年の秋、パートナーのプロナチュラとのメキシコでの会合の際に、幸いにもワシタカ類の渡りの回廊となっている森林から12の牧場合わせて1,200ヘクタールが渡り鳥保護のために廃棄されているのを自分の目で見ることが出来ました。」とオーデュボン協会会長のデービッド・ヤーノルドは言いました。
ヤーノルドはこのイニシアティブの10周年を記念する特別の祝賀会をブラジル、バハマ、ドミニカ他の大使および共催者の米国魚類・野生生物基金の常務理事ジェフ・トランダールと共に祝いました。
「この政府と民間のパートナーシップは西半球全体の地方および現場での保護活動と生息地再生イニシアティブに活気を与えます。それは米国のフライウエイに沿った繁殖、渡り、越冬に必須の土地1億5千万ヘクタールの保全を目標とし、また、バードライフやラテンアメリカ諸国のパートナーとの活動の枠組みを作るオーデュボンのIBA(鳥を指標とする重要自然環境)プログラムにとって極めて重要です。」とオーデュボン協会のグレン・オルセンは言いました。
米国魚類・野生生物サービスによれば、バードウオッチングや他の野生生物に関連したレクリエーションには毎年1,220億ドルが支出されています。同じ調査でアメリカ人の5人に1人がバードウオッチングを趣味としています。多くの渡り鳥がツバメのように春の先駆けとして重要な文化的価値を持っています。

