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世界水の日: のどが渇いた都市  (3月22日)

 

水などの自然から得られる利益を意味する生態系サービスはともすると気付かれず過小評価されています。

写真提供: izahorsky; flickr.com

都市部の水需要に対処することは今世紀における喫緊の課題の一つです。世界人口の半数が現在都市部に居住しており、20年以内にこれは総人口の約60%、50億人に増加すると予測されています。

安全な水へのアクセスを確保することは将来の都市を真に維持可能なものにする上で欠くことが出来ません。これは手付かずの水源を保全することを意味します。たとえば、シバプリ・ナガルジュン国立公園はネパールの首都カトマンズとその320万人の住人に水需要のおよそ60%を供給しています。

残念ながら、水などの自然から得られる利益を意味する‘生態系サービス’はともすると気付かれず過小評価されています。このことがバードライフ・インターナショナルがパートナーのネパール自然保護協会(BCN)と組んで場所を基準とする生態系サービスの評価を行なうための新しい‘ツールキット’開発を行なっている理由です。このアプローチは便利で最新の方法と参加しやすく安価な方法を組み合わせたものです。

シバプリ・ナガルジュン国立公園では、水は公園の炭素貯蔵が提供する重要な生態系サービスの一つとして認識されてきました。そして、オークの木を主体とする森林が隔絶されていることは、地元のレクリエーションと自然をベースにした国際的ツーリズムが収入源として重要である一方で、ネパールの気候変動緩和戦略にたいしても大きな貢献をしています。

同公園はネパールにある27のIBA(鳥を指標とする重要自然環境)の一つに指定されており、以前から生物多様性にとって大切な場所と認識されていました。「私たちは生物多様性と人々の生活の両方にとってシバプリ・ナガルジュン国立公園の価値、そしてそれ故この保護区への投資とその管理の大切なことを認めています。」とBCN会長のハム・ガラン博士は言っています。

「世界の大都市の多くは、水の供給を確保するために自然の生態系を保全することが経済的にも合理的であることを理解しています。森林を伐採するのではなく、貯水したり浄水したり、あるいはどこか他の場所から水を持ってくるために都市のインフラ整備に高額の資金を使うのではなく、集水域を健全に保つことの方が何十億ドルも節約できるのです。」と彼は付言しました。

2011年の‘世界水の日’の目標は、急激な都市人口の増加、工業化そして気候変動、紛争および都市の水道システムへの自然災害などへの影響に世界中からの注意を集めることです。

今年度のテーマ ‘都市への水: 都市の挑戦に応える’ は政府、団体、コミュニティおよび個人が都市の水管理への挑戦に積極的に取り組むことに注目し実行することを目的にしているのです。

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