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ペンギンはまだ介護が必要: 体重は戻ったが防水がまだ

(トリスタンでのタンカー沈没による影響の続報)  (5月12日)

羽毛の防水性が不完全なままペンギンを冷たい南極南部の海に戻せば悲惨なことになるでしょう

写真提供:カトリン・ヘリアン

RSPB

 

5月9日現在、およそ400羽のキタイワトビペンギンがトリスタン島のリハビリセンターに残っています。4月3日以来、これ以上の放鳥が行なわれていないのです。残っているペンギンは皆体重は十分に回復していますが、羽毛が油まみれになり、それを洗い落とした後の状態が良くないようなのです。羽毛の防水性が不完全なままペンギンを冷たい南極南部の海に戻せば悲惨なことになると思われるので、これらの鳥の放鳥は状態が完全になるまで行なわれません。およそ25人のトリスタン島民がまだフルタイムでペンギンの世話に当たっており、コミュニティ全体が一日も早く残されたペンギンが海に向かうのを待ち望んでいます。

悲しいことに救出されたペンギンの回復率は極めて低く、トリスタン島に運び込まれた鳥の88%が死んでしまいました。これは他のどの油漏れ事故による死亡率よりもはるかに高く、私たちは将来の同種の事故でこの数字が改善されるためのレッスンになることを期待しています。トリスタンが非常に離れた場所にあり、島に必要物資と救助隊が到着するまでに要したこと(ケープタウンから少なくとも6日の航海日数が必要)が影響してこの低い生存率になったのでしょう。ペンギンは救助が始まる一週間以上も前から羽毛から毒性のオイルを取り込んでしまったのです。

残る野生のペンギンはすべて島を離れ越冬地へ向かいました。今年の8,9月に彼らが繁殖のために島に戻るまでは、今回の災難がペンギンの個体数に与えた真の影響は分からないでしょう。難破船MS Oliva号はまだナイチンゲール島の海に残されており、油は依然として漏れ出しています。冬の嵐が難破船をバラバラにし油を消散するでしょうが、私たちは島に帰還する鳥への影響を監視し続ける必要があるでしょう。

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