海鳥の専門家がニュージーランドの混獲対策の枠組みの欠点に警告 (6月23日)

チャタムアホウドリ
写真:Alan Tate; theworldsrarest.com
ニュージーランドの漁業による海鳥の事故死を管理するために提案された枠組みには欠点があることを懸念して、太平洋地域などからのバードライフ・パートナー多数を含む50人の海鳥学者がニュージーランドの漁業大臣フィル・ヒ−トリーに抗議文を提出しました。彼らの詳しい見解として、現在ニュージーランドの海域で許容されている混獲のレベルは持続可能なものではなく、多くの種の個体群を一層の減少に導くものだと主張しています。
ニュージーランドは海鳥の多様性の中心地です。世界の海鳥の25%を超える48種がニュージーランドで繁殖し、その多くはニュージーランドのみが繁殖地です。ニュージーランドで繁殖する海鳥のうちの23種が現在IUCNの代行としてバードライフが行っているレッドリストで絶滅の危惧があるとされています。
世界で最も絶滅が危惧されている科であるアホウドリ科の鳥はニュージーランドで他のどの国よりも多く繁殖しています。同様に、多くが絶滅の危険がある世界のミズナギドリ類、ウ類、ペンギン類の大部分がニュージーランドを代表する鳥で、そのすべてに周期的にニュージーランド漁業での混獲が起きていることが知られています。
漁業大臣は最近漁業における海鳥の事故死を管理するための政策を専門家と相談すると発表しました。 「私たちは今回提案のあった政策は漁業による海鳥の混獲を減ずるという必要性に対処するには不十分なことを非常に懸念しています。モニターされたニュージーランドの商業漁業で毎年多くの絶滅危惧種を含む22,000〜40,000羽の海鳥が殺されていると推定されています。現在のニュージーランドの漁業政策ではこの数は容認できるとされていますが、私たち海鳥に詳しい科学者のグループはこのレベルの死亡数は少なくとも幾つかの種、特に最も危惧の度合いの高い種にとって持続可能な数とは考えられません。」と科学者は大臣に書き送りました。
それに加えて、「私たちは政府提案の政策が漁業での海鳥の事故死を減らしたり管理する最善の方法であるとは納得できないのです。」と彼らは付言しました。 彼らは結論として、「私たちはニュージーランドの漁業での海鳥の混獲を管理する政策の再考を主張します。私たちはこの問題に対する最良の実践モデルを実行するために、ニュージーランド海鳥国家活動計画(NPOA-Seabirds)の開発者が‘食料農業機関の漁業における海鳥の事故死管理のための最良の実践ガイドライン’に従うことを推奨します。ニュージーランドのためのNPOA-Seabirdsの存在は、ACAP(アホウドリ類とウミツバメ類の保全に関する協定)による義務の一つであり、価値が高く非常に脆弱な野生生物に影響を与える危険を事前に管理することが含まれていなければなりません。」と記しました。

