ダマナキ委員が欧州の魚と漁業を救う計画を明らかにした:
他の国はこれに賛成するか? (7月13日)

写真提供:(a) Sascha Regmann/Project Blue Sea/MarinePhotobank
7月13日(水)、バードライフ・ヨーロッパは2012年以後の欧州連合(EU)の漁業管理の枠組みを定める欧州委員会漁業・海事担当委員ダマナキの新しい共通漁業政策(CFP)の提案を歓迎しました。バードライフは欧州議会と漁業担当大臣に対して、この機会を捉えて改革を行い、崇高な目標を実際の解決に結実させる抜本的かつ野心的な政策を進める政治的勇気を持つよう促しています。
バードライフ・ヨーロッパは今回の改革提案の全般的な方向、特に、漁業の長期計画により2015年までに漁業資源を再生するという目標に勇気付けられます。長期計画には現在の偶発的に獲れてしまった商業的に不要な魚の廃棄を止めることや科学的アドバイスに基づく漁業管理の決定に基づく行動指針の制定などが含まれます。
しかし改革提案は漁船団の過剰キャパシティの削減や生態的に持続可能な漁業への真のシフトを保証するのに必要な枠組み、手段などを提供するところまでには至っていません。
「何よりも、このCFPにより漁業資源や他の海洋性生物の環境的限界を超える漁業はこれ以上進めることは出来なくなります。」と英国のパートナーRSPBの海洋政策のヘッドであるユアン・ダン博士は言いました。「バードライフは長い間生態系をベースとする長期的な管理計画を策定することがあらゆる漁業活動の前提条件であるべきだと主張してきました。従って、今回委員会がこのようなアプローチを提案したことは大きな前進になります。ただし‘物事は細部が難しい’という言葉のように、今回も実際に生態系をどのように守るかということについてはあまり明確ではありません。」
「CFPが生態系をベースとするアプローチのレトリックを超えて目標を定めた手段を取らない限り、漁業による海洋の環境の劣化とEUの漁具による毎年数十万羽の海鳥の死は止まらないでしょう。」とダン博士は続けました。
「今や各国の大臣はこのCFPに向かって根本的な新しいコースに舵を取るべき時です。それは最早、海を単なる魚の生産場所として管理しようとするではなく、政策の中心に環境を置いたより大きな絵を描くことなのです。そうでないと、大臣たちは72%の欧州の魚資源が過剰採取されるという結果を招いた世界的に疑問を持たれているCFPの短期的なビジネスが永続する危険を冒すことになります。それは海洋生態系とそれに依存する漁業コミュニティも甚大な被害に巻き込むものです。」とバードライフの漁業関連活動家のタチアナ・ネムコバは結論として言いました。

