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■BirdLife International News

バードライフ・インターナショナルのホームページに掲載されたニュースを定期的に紹介しています。

 

衛星送信機を着けたマミジロゲリが東部フライウェイの謎を解明した  (11月17日)

 

数週間衛星送信機を装着した鳥からの通信が途絶えた後での、パキスタン中部に居たディナラ(マミジロゲリの1羽につけたニックネーム)からの通信は嬉しく興奮させるニュースでした。彼女の居た場所は一部のマミジロゲリがインドやパキスタンに向かう時に取る東部フライウェイおよび本種全体の複雑な渡りの理解増大に新たな重要な一歩を記しました。11月13日に記録された2回の通信によりディナラはインダス川氾濫原のあるパキスタン中部に居ることが分かりました。

ディナラの旅は9月初めまでは居た繁殖地付近から実にゆっくりと始まりました。10月4日に受信した人工衛星からの彼女の渡りの第一報はウズベキスタン南部のタリマーザン湖に向かったという驚くべきものでした。ディナラはここで少なくとも2週間過ごしましたが、このことは同湖周辺がこの特別な南へ向かう渡りのルートを取る鳥にとって良い中継地だということを示唆します。

タリマーザン湖はIBA(鳥を指標とする重要自然環境)に指定されており、ディナラがここに現れたのは私たちが知る限り同湖あるいはウズベキスタン南部でのマミジロゲリの初めての記録でした。タリマーザン湖は開発中の農業地域と砂漠地帯の間にある大きな貯水池でカルシ市から南西に45kmの所に位置します。このIBAに来るその他の危惧種はメジロガモやフサエリショウノガンなどです。

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バイオ燃料政策が野生生物の生息地を脅かす  (11月16日)

 

写真: jurvetson / Flickr

イギリスにある3千万台の車にバイオ燃料を使うという欧州の目標を達成すると、英国の西部地方に相当する広さの野生生物生息地の破壊につながることが調査により判明しました。

2020年までにすべての車両用燃料の10%を再生可能な資源によるものとする法的拘束力のある目標を達成するためには、農作物を原料とするバイオ燃料の輸入が今後10年の間に3倍になる見込みです。現在のところ、英国で販売されている石油とディーゼルのちょうど3%強が大豆、ヤシ油、砂糖キビなどの作物から作られたものです。

RSPB(王立鳥類保護協会: 英国のパートナー)の国際事業活動部長のティム・ストウは「私たちはケニアで自ら行っている研究を通じて欧州再生可能燃料目標の影響を直接この目で見ています。タナ河デルタとダカッチャ森林は共に野生生物にとって非常に重要な地域ですが、現在、無責任で維持不能なバイオ燃料の栽培により危機に晒されているのです。」と言いました。

「もしこれらの計画が進められれば、樹木は伐採され、湿地は危険な状態になり、様々な種が絶滅の瀬戸際に追いやられるでしょう。危惧されているキヌメクロハタオリがまず最初に絶滅させられるでしょうが、それに続いて何種が絶滅するかは誰にも分かりません。私たちのメッセージは明白です。バイオ燃料目標は白紙に戻すこと、さもないと野生生物が苦しみます。」

ネーチャー・ケニア(ケニアのパートナー)の事務局長ポール・マティクは「私たちのバイオ燃料に関するメッセージは欧州の政策決定者の胸に染み込まなければなりません。バイオ燃料目標を達成した結果が世界的な生物多様性の喪失との関係でマイナスにならないことを確かにすることが重要です。」とケニヤから言いました。

ニュースソース: タイム誌オンライン版

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デンマークのチームがインドネシアの珍しいミミズクの撮影に成功  (11月11日)

 

フロレスコノハズク 

撮影:Jens Kristian Kjaergaard

世界で最も見つけにくいミミズクがインドネシア・フロレス島のムベリリン付近の森で発見され、写真撮影に成功しました。ここではバードライフ・デンマークが、地元共同体とインドネシアのバードライフ・パートナーのブルン・インドネシアの共同自然保護プロジェクトに資金を提供しているダニダ(デンマーク政府援助機関)に関係して活動しています。固有種フロレスコノハズクの発見はこのプロジェクトによる重要な成果の一つです。

これまでフロレスコノハズクはフロレス島の内陸部の森でのみ知られており、非常に稀な鳥です。これまで少数の人がこの小型で赤色のミミズクを見たり声を聞いたことがあるだけで、この種はほとんど近づくのが困難な急峻な丘陵の斜面の森を好むと思われます。

これまで本種の観察は数例しかなく、本種が独立した種であることが確認されたのはここ10年内のことです。1896年に蒐集された3例は当初他のインドネシア産のコノハズク類のカラー・バリエーションの一つと考えられていました。しかし、1994年にカスミ網で捕獲された2羽により、本種が独立した種であることが分かりました。2005年には2羽の姿と声が同時に観察されましたが、これが本種の声の唯一の確認記録です。以前に本種のものとされていた声の録音は、フロレスコノハズクの声が同じフロレス島に生息するナンヨウオクイナに似ているところから疑問が呈されていました。

今回の観察は10月19日にクンカ・ロロスと呼ばれる地域のムベリリン森林の奥深い場所で、バードライフ・デンマークのジャーガードとラルセンの二人、および地元ガイドのアルフォンス・アンディおよびブルン・インドネシアの生物学者ユテモにより行われました。チームは2羽のフロレスコノハズクを発見し、そのうち1羽の撮影に成功しました。これはおそらく本種の野外での撮影に成功した2例目でしょう。

今回のフロレスコノハズクの発見により、ムベリリンを囲む森林には4種のフロレス島の固有種すべてが生息していることが分かりました。他の3種は、フロレスガラス、フロレスカササギビタキ、ハナサトウチョウです。この4種はいずれも希少で生息地の好みが非常に独特です。フロレス島は鳥に限らず生物多様性全般のホットスポットです。去年は通常近隣のコモド島に生息地が限られている希少なコモドオオトカゲがムベリリン付近で発見されました。

(注: フロレス島は2003年に約1万2千年前まで小型のヒト属の新種と考えられるホモ・フローレシエンシスが生息していたことがオーストラリアとインドネシアの合同チームにより発見されたことで、人類学上の大トピックになりました)

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