■BirdLife International News
バードライフ・インターナショナルのホームページに掲載されたニュースを定期的に紹介しています。
●カンボジア政府オオヅルの新しい保護区設置を宣言 (1月19日)

オオヅル
写真提供: ジョナサン・イームズ
カンポントラックIBAが遂にカンボジアで2番目のオオヅル保護区に指定されました。2011年1月6日、フンセン首相はカンポット州カンポントラック地方のアンラン・プリング・オオヅルその他鳥類の管理・保護地域を設立するための補助法令に署名をしました。この署名は2006年に始まった諮問および役所の手続きが到達点を迎えたことを表します。
「ほとんど全てのプロセスがセン・キム・ホウト氏のビジョンと献身によって進められたもので、この功績は彼のものです。何度もこのプロセスはまとまらないと感じられた場面がありましたが、彼は決して任務の完了への集中と責任を失うことがありませんでした。」とインドチャイナ・バードライフのプログラム部長のジョナサン・イームズは言いました。
カンポントラックはオオヅルの東南アジア亜種のカンボジアにおける世界で最重要な3箇所の非繁殖サイト一つです(4つ目はベトナムにある)。オオヅル(絶滅危惧U類)は世界的に絶滅が危惧されている種です。あとの2箇所は2000年以来保護区になっているAng Trapeang Thmorと、バードライフとカンボジア森林局が2007年にオオヅル保護区の設立に成功したBoeung Prek Lapouvです。
今回布告された新保護区はわずか217ヘクタールの季節性浸水草原で、Boeung Prek Lapouvとは違って、海に近く干満のある場所です。ここには湿生の草原に加えてマングローブや塩水性湿地植物が生育しています。2010年3月には270羽以上のオオヅルがここに居り、これは世界全体の個体数の30%を超えます。オオヅルは通常11月末にここにやって来て翌年の5月初めまで居り、その後繁殖地であるカンボジア北部および東部の平原にある湿地に渡ります。
バードライフのカンボジアでの活動のプログラム部長代理のバウ・ボルサックは、これはバードライフが成し遂げたもう一つの成功例だと言いました。「これは私たちが提案し政府の官報への掲載に成功したカンボジアで2番目の保護区です。私たちはこの成功に誇りを持っています。」

