バードライフ・ニュース概要 第18号
2009年10月1日
ネコを見て鳥を救おう!:
バードライフ・南アフリカ(南アフリカのパートナー)では来週、‘IBA(鳥を指標とする重要自然環境)管理者イニシアティブ’のための資金を集めるための特別なイベントを主催します。10月7日(水)に首都ヨハネスブルグのテアトロ劇場に集まったゲストにはアンドルー・ロイド・ウエーバーの受賞作品のミュージカル‘キャッツ’が供され、資金は直接保護活動に贈られます。鳥そのものについても南アフリカの絶滅危惧種10種を模した華やかなモデルの形で示されます。

(c)BirdLife South Africa
バードライフ南アフリカでは‘IBA管理者イニシアティブ’の資金を集めるためのミュージカル‘キャッツ’を演ずる特別なイブニングを主催します。
カタジロトキの新記録:
カンボジアで初めての国全体が協同した絶滅危惧TA類のカタジロトキの個体数調査が行われました。310羽が観察され、これは過去最大の個体数で、また、本種の世界全体での個体数もこれまでの推定値よりも多いことが証明されました。この数は次の4箇所での合計数です。西シエンパンIBA(ストゥントレン州)、ロンファット野生生物サンクチュアリ(ラタナキリおよびモンドルキリ州)、クレンプロンテップ野生生物サンクチュアリ(プレアビヘア州)およびクラチエ州からストゥントレン州の間の56kmに及ぶメコン川の‘中央部’です。カタジロトキはバードライフの‘絶滅阻止プログラム’の対象種の一つで、2007年8月にはインフォーカス社が‘種の保護者’になっています。
プエルトリコでのネズミの駆除:
プエルトリコ鳥類学会(SOPI: プエルトリコのパートナー)、プエルトリコ自然環境資源局(DNER)、米国魚類野生生物局(USFWS)の三者がプエルトリコ南部の2つの小島でネズミを根絶するプロジェクトに協同してあたります。このプロジェクトの主目的は、この地方で絶滅の恐れがあるとされているカッショクペリカンの繁殖を改善するためクマネズミを根絶することでした。DNERがプロジェクトを主導し、USFWSが資金を供出し、SOPIが運営と兵站支援を担当しました。島からネズミを根絶するため、寄せ餌場が用いられました。根絶プロジェクトが行われている間、これらの餌場は毎日監視され、その後も観察が続けられました。現在では島にはネズミが居なくなり、ペリカンは巣を作り始めたのです。
インドチャイナでの生物多様性の保全:
インドチャイナでのクリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金(CEFP:危機にある生態系を共同で守るための基金)への第1回申請期限から1年がまだ経っていない現在、既に2百万米ドルがこの地域の生物多様性を保全するために14の民間団体に助成されました。これまでに166の申請から19案件への助成金が承認されており、その内訳は、カンボジア8件、ベトナム5件、ラオス1件、タイ1件および複数国に及ぶプロジェクト4件です。
(c)Jonathan C Eames
3箇所の新しいワキフチメドリの生息地がベトナムで見つかりました。
ワキフチメドリの新しい生息地:
バードライフと農業開発ラムドン局からのスタッフがベトナムの固有種で絶滅危惧TB類のワキフチメドリの新しい生息地を3箇所発見しました。しかし、この新しい生息地にはいずれも危機が迫っています。調査チームが観察した1ペアは建設現場から50メートルしか離れておらず、その他の個体も35年周期で伐採される常緑広葉樹林の中で見られたものです。チームは更に最近森林がコーヒー栽培のために伐採されたことや、原始林の中にワサビの栽培が行われつつあるのを見ました。バードライフはパートナー団体と共に保護の必要度が高い森林を特定し、ベトナム政府のイニシアティブである熱帯林基金からの資金による幅広いプロジェクトの一部として、森林の持続性ある管理を進める作業を行っています。

