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■BirdLife International News

バードライフ・インターナショナルのホームページに掲載されたニュースを定期的に紹介しています。

 

モンゴルの持続的開発のためのIBAガイド   (3月19日)

モンゴルは13世紀初頭のチンギスハンの時代から世界で最も古くから保護地域がある国の一つです。モンゴルには亜寒帯の森林、草原、砂漠、半砂漠、多くの湿地などの比較的損なわれていない広大な面積の自然環境があります。モンゴルの4分の1は世界銀行が‘危機的な自然環境’と規定するカテゴリーに属します。

これらの環境は現在でも他の場所では減少あるいは絶滅した種が十分の個体数を維持しています。その中には大型哺乳類ではサイガ(ウシ科)、コウジョウガゼル、最後の野生個体群のフタコブラクダ、モウコノウマが、鳥類ではカオジロタテガモ(絶滅危惧TB類)の世界的に重要な個体群、インドガン、ゴビズキンカモメ(絶滅危惧U類)が含まれます。さらにモンゴルは18種の絶滅危惧のある鳥類がかなりの数生息しています。その中にはサカツラガン、ヒメチョウゲンボウ、マナヅル(すべて絶滅危惧U類)、セーカーハヤブサ(絶滅危惧TB類)や世界の繁殖個体の大部分のオオノビタキが含まれます。

しかしモンゴルの経済発展に伴い、これらの自然環境がこれまでにない圧力を受ける時代に入ったように思えます。日本コンサルタント信託基金の支援を得て、モンゴル政府と持続的経済発展に関する作業を共同で進めている世界銀行は、モンゴルの危機的な自然環境に対する採鉱、インフラ整備、観光事業の促進などの影響に関する研究を行なうようバードライフ・アジアと契約を結びました。

バードライフは現在、世界銀行の自然環境の運用政策と一致した方法で保護のための世界中の重要サイトを決める唯一の組織です。野生生物科学・保護センター(モンゴルのNGO),モンゴル科学アカデミーの生物学研究所、モンゴル自然・環境・観光省と共に、バードライフは‘モンゴルのIBAデータブック’を完成し、2009年2月に首都ウランバートルでその発表が行なわれました。認定された70ケ所のIBA(鳥を指標とする重要自然環境)はモンゴルのおよそ5%の面積に相当します。

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(C)Batbayar Nyambayar

ウルツ渓谷は今回発行された‘モンゴルのIBAデータブック’で認定された70のサイトの一つです。

 

ヘラシギの調査  (3月18日)

ヘラシギの越冬地での二つの調査により、この絶滅危惧TA類の鳥が直面している厳しく、しかも増大する困難の状況が明らかになりました。ミャンマーの海岸での第2回目の年次調査により新しい越冬地が1ヶ所見つかりましたが、全体の個体数は前年度よりも減っていました。一方、1990年代の中盤には27個体以上を記録したベトナムでは、2009年1月には1羽も見られませんでした。

  ミャンマーでの調査はBANCAと(ミャンマーのバードライフ・パートナー)AroCona Ecological Consulting(英国)の主導のにより、ドイツ、英国、ロシア、カナダおよびミャンマーの科学者の国際チームにより1月中旬に行われました。二つのチームがそれぞれRakhine海岸とMartaban湾で調査を行い、合計で63羽のヘラシギを観察しました。Martaban湾での個体数合計48羽は2008年の数字とほぼ同じでしたが、バングラデッシュとの国境に近いNan Thar島での個体数は、2008年の35羽に対して14羽を記録しただけでした。

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(C)Zheng Jianping / www.rarebirdsyearbook.com

最近ミャンマーとベトナムで行なわれたヘラシギの非繁殖期における分布調査により、この鳥に関する情報が増えました。

 

‘シリアの鳥’フィールドガイドが初めて発行されました  (3月16日)

初めての本格的なシリアの鳥のフィールドガイドがこのほど刊行されました。アラビア語で書かれたこの本は、シリア野生生物保護協会(SSCW)とバードライフ・インターナショナルの共同で制作されたもので、絶滅危惧U類のシリアセリン(アトリ科の小鳥)や絶滅危惧TA類のマミジロゲリを含む394種が掲載されています。

 

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(CAndy Hultberg; www.rarebirdsyearbook.com

新刊‘シリアの鳥’の表紙に飾られた絶滅危惧TA類のズアカミドリトキ

 

ダーウィンフィンチ: パートU  (3月12日)

遠隔地の群島での新種の鳥の発見が、競合相手が居ない所では、空白のニッチを埋めるのにいかに早く独特の種に進化できるかという証拠を提供しています。ただし、この群島はガラパゴス諸島ではなく、鳥はダーウィンフィンチでもありません。

      ダーウィン生誕200年目の年にあたり、主要な科学雑誌‘アイビス’の中の論文が、ソロモン諸島での新種の鳥を記述して、メジロがガラパゴスのフィンチ類を含む他の知られている科の鳥のどれよりも早く新種を進化させるという証拠を強化しました。

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(c)Adam Bowley